《エグすぎる》感情表現の化け物作品『ぼっちざろっく』

レビュー

2022年のアニメとして一つ思い浮かぶのが、「ぼっちざろっく」という作品。 引きこもり一歩手前の女子高生がバンドを組む作品だ。 この作品の面白さの要因を一歩引いた視点から述べていきたいと思う。

①感情をコミカルで大きく見せるシーンがたーくさん入ってる

ぼっちざろっくは他の作品と異なる大きな点が一つある。それはキャラの喜怒哀楽を強調しているシーンだ。

主役のぼっちちゃんが全力で断るシーン 「むむむむむむむむむむっ」と言いながら首を振るシーンはコミカルで動きが大きく、 感情が大胆に表現されている。

また承認欲求に飢えたシーンは怪獣のぬいぐるみを着て「いいねくれーっ」と叫びながら火を吹くシーンは見ていて可愛いし、 承認欲求を大胆に、わかりやすく、その感情のイメージをコミカルに描いてい大きく見せることで大きな視聴効果をもたらしている。

感情を例えに表現することで見ている側もわかりやすいし、何にせよ可愛いと感じるのだ。 これがぼっちざろっくの面白さを引き出していると私は思う。 この感情豊かなシーンの盛り込みがまさにアニメであり、視聴者を楽しませている要因である

②キャラのどうしようもないクズで欠点な部分がある

どのアニメのキャラもそうだが、必ずそのキャラの欠点を持たせているところがポイントだ。 主人公のぼっちはギターヒーローという名前で動画サイトにギター演奏を投稿しており、 登録者数もそこそこいる実力者だ。しかし、彼女は陰キャの代名詞と言わんばかりのかなり奥手で友達をつくれない性格をしていた。 この主役は実力があるものの、この陰キャな性格が視聴者に共感をもたせ、非常に人気のあるキャラクターとして認識されることになった。 単に実力だけあるキャラは自分との距離が遠く共感しにくい。欠点があるからこそ親近感が湧くのである

③キャラの役割がドチャクソわかりやすい

ぼっちざろっくはバンドアニメなわけだが、キャラ一人一人の性格がわかりやすく区別されており、視聴者に共感を持たせる仕掛けがたくさんされていることに非常にレベルの高さを感じた。

ぼっちちゃんは陰キャキタちゃんは陽キャ、いじかちゃんはまとめ役、 リョウちゃんは他人の金を借りたままにする畜生。 ざっというとこんな感じのイメージだ。

ぼっちちゃんの人気は陰キャで承認欲求の塊で、されどそんな自分の性格を好きになれず絶望しているところがよく描かれる。 その様子はコミカルで見ていてかわいいし、視聴者からしても陰キャな言動に共感することができる。 日常としてはギャグで進んでいくが、所々カッコイイシーンが入るのがまた視聴者を惹きつけている。 演奏中のトラブルをメンバーでカバーし合ったり、演奏がうまく行かない時にぼっちちゃんが人を惹きつける演奏をしたり このようなシーンが入ることで単なるキラキラアニメ、ギャグアニメとして 終わるのではなく、バンドアニメとしても物語が展開することで読者を飽きさせないつくりになっている

まとめ:キャラごとの感情表現の描き方がガチでエグすぎる

このアニメは原作があるのだが、実は原作に色んなシーンを肉付けをし、さらに物語を面白くさせている。 その要素は最初にも述べたようにキャラの感情を表現するシーンを誇張しているところだ。 ぼっちちゃんはネガティブな妄想の世界に入り、かなりオーバーな演出で表現されている。 キタちゃんは陽キャシーンを、リョウちゃんは一人で外出しているシーンをよくアニメで放映している。 このキャラたちの感情を大きく見せることで笑えるし共感ができ、 キャラたちに愛着が湧いている。 やはり視聴者の感情に訴えかける作品が非常に人気が生まれ、 反響を呼ぶつくりになっているようだ。 ぼっちざろっくは感情豊かで 何も考えなくても見れるアニメなので、一度は見てほしい作品である。

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